朱泥急須の価値

開始価格1000円で最終価格が2,018,566円の朱泥急須は2020年4月26日にオークションで落札されました。2020年5月1日から5月7日までの期間で中国・朝鮮ー陶芸品のカテゴリーにおいて平均落札が2万円ほどなので、この商品がいかに高く買われたかわかります。なぜこんなに高いか不思議でならないですね。
ところで、朱泥、紫泥、白泥なとを聞いたことがありますか。朱泥は他のものよりどんな素晴らし要素を持っているのでしょうか。まず、朱泥が1100℃の温度の下で焼いて朱色を呈するから「朱泥」と呼ばれています。なぜ、朱色を呈するかというと鉄分が含まれているのが原因です。この大量の鉄分を含むのが朱泥が優れる特徴の一つです。また、朱泥の土壌粒子が非常に細かいので低温度で焼成できること、お茶と水を柔らかくしてくれる働きがあります。これがもう一つの朱泥特徴となります。
朱泥急須の産地として、中国なら宜興という地方で作られたものが有名で、日本では常滑焼があげられます。もう一度この200万円の朱泥急須を見てみよう。高く売られた理由は在銘あり、時代唐物、朱泥焼、作りなどがとても優れていることがではないか。
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