高岡銅器の価値

日本全国の9割ほど銅器を作っているところがあります。それは富山県高岡市です。高岡銅器というのはこの町で作られた銅器作品の総称です。
今日はこの高岡銅器に係るレ歴史とその価値を紹介したい。
歴史:1609年に高岡に入城した加賀藩主前田利長氏が金森弥右衛門等の鋳造師を同市金屋町で鋳造物を作らせたのはその起源だそうです。
当初の鉄器から徐々に色付き金物に、銅器生産に本格的に移ったのは天保、弘化とされています。
価値:
作品1
①名称 松鶴彫図 銅花瓶 唐木台付属
②サイズ 約)幅 W260 × 奥行き D260 × 高さ H515 (mm)
③重さ 重量約 15.6kg
④落札価格 247,000円
⑤入札者 91
出品者の商品紹介によるとこの作品を作ったのは明治~大正時代の名工津幡双寿です。津幡双寿に関する文献が少ないため、詳しいことがわかりま
せん。同氏の手によって作られた銅器ものが非常に有名で高い価格で取引されているの間違いと思います。
作品2
①名称 純銀鶏鳥彫香炉
②サイズ 高さ 150mm 胴径 120mm
③重さ 855g
④落札価格 166,800円
⑤入札者 70
出品者の商品紹介によるとこの作品を作ったのは津雪氏です。津雪氏が1872年に高岡市生まれ、仏具・花器等の彫金技術で名を連ねる名工です。
作品3
①名称 楠木正成騎馬像
②サイズ (高さ)76cm (巾)85×41cm
③重さ 25kg
④落札価格 60,000円
⑤入札者 49
出品者の商品紹介によるとこの作品を作ったのは旭峰氏です。旭峰(昭和2年~平成19年)氏が高岡市生まれ数多くの名品を世に残した巨匠です。
以上の作品からわかるように、高岡銅器というのは古い歴史あり名工が輩出して非常に収集家に愛されているものです。ぜひ機会があれば自分のおうちに置きたいものだと思います。